2010年12月15日水曜日

UNISECWorkShop 2010

12/11~12に香川大学で行われたUNISEC WorkShop の感想です。


WorkShopの参加は去年が慶應義塾大学が初参加で、
「香川だし、去年より参加者少ないかナー」とか失礼なことを思っていましたが、
全然そんなことありませんでした。

出発は金曜夜。後輩一名を乗せ、同乗者と合流しつつ明石海峡・鳴門海峡を通って香川に午前1時着。

UNISON代表者会議
  • 自己紹介
  • 会計報告・旅費支援
  • 新UNISON代表・学生理事
  • UNISONプロジェクト
というアジェンダで行われました。
新しいUNISON代表は3名で学生理事1名と区別する、というのは新しいと思います。
UNISONプロジェクトも順調とは言い難いと思いますが、是非完遂して良いものを作って欲しいところです。

口頭発表
東大・東工大はじめしっかりかっちりした発表が多く流石だな、と思いました。
都立産業技術高専は、衛星との光通信を試みるようで成功を期待したいところです。
日大の膜展開のデモは一瞬でよく見えなかった…けどデモがあるとやっぱりわかりやすいですね。
それだけでなく、新人教育をしっかりやってんだなぁーと、とても感心しました。

ただ、全体として、何でみんな質問しないの?興味ないの?と。

WG会議(広報・Web)
割と多くの人がいうのが「広報活動をもっと活発に」「知識共有のためのデータベースが必要」で、そのための広報・WebWGですが、
今年は発足したばかりというのもあったかもしれませんが、あまり活用されていないなぁ、と。
UNISON HP はとても楽しませてもらっていますが、全体としてはまだまだこれからですね。

講演
日本の超小型衛星コミュニティの国際貢献、的なお話で、非常に勉強になりました。
超小型衛星を使って日本のブランディングを行い、国際社会での地位を向上させる、というのは、
これから10年、20年という時間スパンで重要になってくると思います。

懇親会
例のごとく、学生代表から一言がありましたが、そこでCansat作る宣言をしました。
来年の能代に参加しようと思います。(ARLISSはハードル高いなぁ)
B4の後輩が乗り気だったのもありますが、自分としては
学生の間に ミッション検討→開発→打上?てから運用 のフローをどんな形でもいいからやりたかった
というのが理由です。

学生討論
UNISECの目指す先、というお題で8班に分かれて討論。
私のところは、WG間、あるいはロケット・衛星間での交流が少ない、というところから
UNISECとして全団体が共通の目的をもっているのか、持っているなら何か、という話になりました。
私の意見としては、UNISECの中でミッション検討・小型衛星の開発・軌道への投入まで行えるようになる、というのがUNISECが長期的に持っている目標だと思っています。
そして、各団体がUNISECとして集まっている理由は、
1大学ではできないことが、色んな大学が集まったNPO法人として動くことでできるようになる、ということだと考えています。
直近の課題としては、小型衛星を開発し、運用している団体は増えてきたので、
各ロケット団体が打上高度100km超を目指してそれぞれの技術を発展させるとともに、
UNISECとしてそこに到達するまでに必要な実験を行うための射場を国内に確保することだと思います。
さらに工学以外の人を団体に加える、団体の加盟者が工学以外にも知識を拡げる、ということも必要になると思います。

って言ったらロケット団体の人が「えー」というような雰囲気でしたが、それは仕方ない。

他の班で出たUNISEC留学(Cansat開発経験のある学生を講師として派遣する留学制度)は面白いと思います。

まとめ
UNISECこのままじゃいけない、と人たちは多くいて、
それについて「ああしたほうがいい、こうしたほううがいい」と意見する人もいることはよくわかりました。
学生討論でも発言したことなのですが、不満があったり「したほうがいい」という人の中には実際に動いていない人もいるんではないでしょうか。
そういう気持ちがあるのなら自分から動けばどうなんでしょう、と。
私も必ずしも自分が思った「こうしたほうがいい」を実行しているわけではありませんが、
そのように自分から動かなければ何も変わらないのはわかります。
自分から動く人が増えれば、UNISECの未来は明るいのではないでしょうか。

と思いながら、UNISON代表と府大のお二人と後輩と帰りました。


香川といえば、
うどん。
うどん屋はたくさんありましたが、2日間でたったの2杯しか食べませんでした。。
でも美味しかったです!